細見コレクション名品選麗しき日本の美 ―秋草の意匠―

琳派展19 鈴木其一 江戸琳派の旗手 細見美術館

この展覧会は終了しました。

会期:2017年8月26日(土)- 10月9日(月・祝)

開催概要

  • 開館時間 : 午前10時 - 午後6時(入館は午後5時30分まで)
  • 休館日 : 月曜日(祝日の場合は、翌火曜日)
  • 入館料 : 一般 1,200円(1,100円) / 学生 1,000円(900円)※( )内は20名以上の団体料金
  • ※障がい者の方は、障がい者手帳などのご提示でご優待
    (一般 1,200円→1,100円 / 学生 1,000円→900円)
  • 主 催 : 細見美術館

趣旨文

 細見美術館の多彩なコレクションから毎回テーマを設けて開催しているシリーズ「麗しき日本の美」展の第6弾。

 今回は日本美術に多くみられる「秋草」がテーマです。その優美・繊細な趣きは、うつろいを愛でる日本人の美意識に寄り添うものとして、文学のみならず、絵画や工芸作品の主題として好まれてきました。

 本展では、琳派や若冲の絵画作品のほか、優美な意匠の羽黒鏡、華やかな蒔絵の調度品や七宝金具などを紹介します。萩、薄、桔梗、女郎花、菊、楓など、たおやかで可憐な意匠の数々を通して、少し早く訪れた秋の風情を味わってください。

≪主な出品作品≫

  • 伊藤 若冲「菊花図押絵貼屛風」
  • 酒井 抱一「槇に秋草図屛風」
  • 鈴木 其一「月に葛図」
  • 椿 椿山「花卉虫魚図画帖」
  • 冷泉 為恭 重要美術品「年中行事図巻」
  • 重要文化財「羽黒山御手洗池出土銅鏡」
  • 「秋草鹿蒔絵文台」
  • 「七宝菊水文引手」
  • など 約50件

*作品の状態等により、予告なく展示作品が変更になる場合があります

展覧会のみどころ

  1. 1.秋草を描く

    •  秋の野辺に群生する草花は、秋を象徴するモチーフとしてだけでなく、抒情性に富むものとして愛されました。種類も多く、繊細で可憐な秋草の姿は、画家たちにとっても魅力的なテーマだったことでしょう。

      田中抱二 垣に秋草屛風 江戸後期~明治期
    • 田中抱二 垣に秋草屛風 江戸後期~明治期
      田中抱二 垣に秋草図屛風江戸後期~明治期
    • 酒井抱一 鹿楓図団扇 江戸後期
      酒井抱一 鹿楓図団扇江戸後期

  2. 2.秋草デザイン

    •  和歌の世界や秋の情趣を表現するために、秋草はよく鹿や月、虫と組み合わされます。一方で、曲線的でリズミカルな自然の造形は、優れたデザインソースとなり、蒔絵や染織、金工品など、工芸の世界でも広く展開しました。

    • 秋草鹿蒔絵文台 桃山時代
      秋草鹿蒔絵文台桃山時代
    • 秋草虫蒔絵小箱 江戸中期
      秋草虫蒔絵小箱江戸中期

  3. 3.紅葉の錦

    •  古人は、紅葉した山々の美しい景色を「錦」に例えました。赤や黄に染まった木々の優美さは、春の桜と並んで秋の風物として人々に愛でられました。秋の行楽・紅葉狩りは、暮れゆく秋を味わうものとして親しまれました。

      七宝楓文引手 江戸中期
      七宝楓文引手江戸中期
    • 遊楽図扇面 江戸前期
      遊楽図扇面江戸前期

  4. 4.寿ぎの菊

    •  菊は中国から渡来した植物で、薬草としても重宝されました。不老不死など、神仙思想にもとづく吉祥モチーフとして季節を超えて愛されています。また、徳の高い君子にも例えられ、聖性を象徴する花として厳かなイメージも併せ持ちます。

      菊蒔絵徳利 江戸前期
      菊蒔絵徳利江戸前期
    • 伊藤若冲 菊花図押絵貼屛風 寛政7年(1795)
      伊藤若冲 菊花図押絵貼屛風(部分)寛政7年(1795)

  5. 5.もの語る秋

    •  季節に人の心情を当てはめるならば、秋は「ものさびしい気分」ともいえるでしょう。物語絵に描かれる秋草は、登場人物の心情に共鳴しています。もの思いにふける場面や出家の場面などに描き添えられることもしばしばです。

      源氏物語図色紙「須磨」 江戸前期
      源氏物語図色紙「須磨」江戸前期
    • 住吉如慶 きりぎりす絵巻 江戸前期
      住吉如慶 きりぎりす絵巻(部分)江戸前期
    • 擬人化された虫たちが登場する物語です。
      そこかしこに描かれた秋草の美しさもみどころとなっています。
      長い巻物なので、展覧会では全場面をお見せできませんが、こちらにて絵部分のみ全場面ご紹介します。


秋の細見美術館

EVENT

  • 入場無料

    季節の室礼を愉しむ 和の歳時記 秋の風情

    季節の室礼を愉しむ
    「和の歳時記─秋の風情─」

    2017年8月26日(土)~10月9日(月・祝)

    茶室前テラスや室内に、重陽(ちょうよう)や観月にちなんだ飾りつけをしてお迎えします。和の室礼を通して季節のうつろいをお愉しみください。

    生菓子とお抹茶 1,080円(税込)もお楽しみいただけます。

    重陽─菊─
     8月26日(土)~9月10日(日)

    観月─秋草─
     9月12日(火)~10月9日(月・祝)

BOOK

  1. おすすめの一冊
    「京都 細見美術館 琳派・若冲と雅の世界」

    • 展覧会図録 鈴木其一 江戸琳派の旗手 細見美術館
      価格:2300円(税別) 本書では、細見コレクションより、宗達、光琳、抱一、雪佳など、琳派四百年の様式美と若冲の魅力をはじめ、仏像や荘厳具などの仏教美術や物語絵のほか、能装束、蒔絵、七宝など美術工芸品も収載。選び抜かれた名品の数々を掲載し詳細な解説付。

GOODS

    • 宮井風呂敷「四季草花図屛風」あきくさ 細見美術館
      宮井風呂敷「四季草花図屛風」あきくさ価格:1,300円(税別)
    • 「十二ケ月草花図」雛に菊 細見美術館
      「十二ケ月草花図」雛に菊価格:1,000円(税別)
    • 「扇面貼交屛風」秋 細見美術館
      「扇面貼交屛風」秋価格:2,800円(税別)
    • 琳派ふやき「十二ケ月草花図」(3枚入)
      琳派ふやき「十二ケ月草花図」(3枚入)価格:450円(税別)

  • 京都国立近代美術館・細見美術館 相互優待のご案内

    京都国立近代美術館の観覧券をご提示頂けますと、団体料金にてご入館頂けます。
    また、細見美術館の入館シールまたは友の会メンバーズカードを京都国立近代美術館にてご提示頂ければ、京都国立近代美術館で開催中の展覧会を割引料金にてご観覧頂けます。

    ※ 展覧会によっては、優待が適用されない場合がございます。詳しくは各窓口までお問合せ下さい。
  • 京都市美術館・細見美術館 相互優待のご案内

    京都市美術館の観覧券をご提示頂けますと、団体料金にてご入館頂けます。
    また、細見美術館の入館シールまたは友の会メンバーズカードを京都市美術館にてご提示頂ければ、京都市美術館で開催中の展覧会を割引料金にてご観覧頂けます。

    ※ 展覧会によっては、優待が適用されない場合がございます。詳しくは各窓口までお問合せ下さい。